疲れにくいカラダの作り方

僕が鍼治療を患者さんにしていて、

「今、副交感神経のスイッチが入ったな。」

と感じることがよくあります。

 

それは患者さんの何を見て判断しているかというと

・呼吸がゆっくり深くなる。

・話し方が穏やかになる。

・お腹が鳴る。(腸が動き出す。)

・鼻が通る。

・手足が温かくなる。

などがあります。

 

急にスイッチが切り替わる人もいるし、

徐々に切り替わって行く人もいます。

 

この交感神経→副交感神経の切り替え

スムーズでない人ほど

身体の疲れが取れにくい傾向にあります。

 

なぜなら、

副交感神経が働いている時に

カラダは筋肉を柔らかくし、

血液を身体の隅々まで運ぶことで

ダメージを修復をしているからです。

 

 理想的なのは、夜ぐっすり寝て

その日受けたダメージをしっかりと修復して、

翌朝スッキリと目覚めることです。

 

 昼(交感神経)→夜(副交感神経)→朝(交感神経)

 

この切り替えがスムーズになることで

疲れにくい身体へと生まれ変わります。

 

僕が鍼治療がすごいなと思うところは、

今まで副交感神経のスイッチが入りにくかった人が

施術を続けていく内に、

どんどん副交感神経のスイッチが入りやすい身体に変わっていく所です。

(自律神経を整える事に関して言えば、

マッサージ療法よりも鍼灸治療の方が効果的に感じます。)

 

患者さんからも

「最近、夜ぐっすり眠れるようになりました。」とよく言われます。

 

結局、僕が鍼治療で出来る事は

「いかに患者さんの自然治癒力を最大限に引き出せる環境を作るか」

だけなんだと思います。

 

あとは、

その人が持つ身体の回復力を信じるのみです。

 

 P.S. 実家にあった観葉植物をお店に持ってきました。

ガジュマルの木です。

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僕が出来る事は、

光や水、肥料を与えて育つ環境を整えることだけです。

 

あとは、この木の生命力を信じるのみです。

ちなみにこのガジュマルの木、

こんなに小さいのに10年以上生きています。

 

観葉植物って

器の大きさに比例して大きくなるって面白いですねー。

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